青物の漁獲推移について

最近、週1しか釣りに行けないかわりに別の楽しみを見つけた。

水産研究・教育機構

のサイトで自分が釣る魚の公開されている資料を見るのが楽しい。

その中で、ブリの漁獲がどのように変化しているが面白かったので紹介したい。

明治から現代までの漁獲推移なので、データの一貫性はどうしてるのか若干なぞだが、この資料をそのまま信じると、明らかに青物の漁獲は西から東に、南から北へシフトしている。

この分布図は緯度、経度の過去からの推移

次はそれを日本地図に可視化したもの。

この分布図はそれぞれの地域の漁獲量の平均をとったデータ。

❌が現代として、水色、青が明治時代

明らかに移動してるのがわかる。

最初の画像をみると特に2010年以後の漁獲変化は大きい。

これは海水温の急激な上昇に伴う産卵場所、時期、生息地の変化と思われる。

気になるのは、西側の海水温が上がったから生息しずらくなったのか、広範囲にブリが生息するようになったのかわからないが、いずれにしろブリは自然の変化とともに漁獲が変わっている事がわかる。

もちろんこの変化は長期変化なのでなかなか実感は薄いが、常に自然は変化していることを楽しみながら、一回一回の釣りを大切にしたい。

こちらの資料は以下の通り

https://www.fra.go.jp/home/kenkyushokai/press/pr2024/files/20240412.pdf