2025/5/17更新
【2025年決定版】青物釣れる時期ガイド!シーズン・地域別で徹底攻略
青物釣りのシーズンを完璧に理解し、釣果を最大化したいアングラー必見の攻略ガイド。2025年最新の海流情報と7年9ヶ月続いた黒潮大蛇行終息の影響も踏まえた、青物回遊の最新予測
青物とは?釣れる魚種と呼び名
「青物」とは、その名の通り背中が青い回遊魚の総称。日本のソルトウォータールアーフィッシングにおいて、その力強いファイトと食味の良さから非常に人気の高いターゲット。
主な青物と成長名
- ブリ系

ワカシ:30-40cm前後(小型で数釣りが楽しい)




- カンパチ:深場を好むパワーファイター
- ショゴ:-60cm
- カンパチ:80cm以上
- シイラ:夏の海の風物詩。
- サワラ:鋭い歯と高速の走りが特徴的な青物。
青物釣れる時期:季節別完全ガイド
青物の釣れる時期は魚種や場所によって異なるが、基本的な回遊パターンはある程度共通。
春(5月下旬~6月):シーズン先取りのチャンス
- 釣れる魚種:ワラサ
初夏(6月~7月上旬):本格始動期
- 6月:青物シーズンが本格的に始動。ベイトフィッシュの活動も活発に。
- 7月初旬:状況が一変することも多く、数釣りのチャンスも増加。
- 釣れる魚種:モジャコ、ワカシ、ショゴ(カンパチ幼魚)
- おすすめルアー:20-30gのメタルジグ、スピンテール系に反応良い、小さめのシンキングペンシルなどもオススメ

盛夏(7月下旬~8月):多彩なターゲット
- 7月下旬:三浦半島中心に青物の回遊が活発化。「入れ食い」状態も。
- 8月:水温22-26℃でシイラが最も活性化。多彩な魚種が揃う時期。
- 釣れる魚種:シイラ、イナダ、ショゴ、ソウダガツオ

秋(9月~11月):ピークシーズン到来

- 9-10月:多くの青物にとって最高の時期。大型魚も接岸。
- 11月:引き続き良型が期待できる時期(マイクロベイト、コノシロなどにつく)
- 釣れる魚種:イナダ、ワラサ、ブリ


2025年注目!黒潮大蛇行終息の影響
2025年5月に大きなニュースが報道された。2017年から7年9ヶ月もの長期間続いていた「黒潮大蛇行」が終息の兆しを見せ始めたのだ。この変化は青物釣りにも大きな影響を与える見込み。

大蛇行終息後の予測(2025年後半~)
黒潮大蛇行が終わると、海洋環境は「非大蛇行」の状態へと戻る。私は大蛇行時期に青物釣りを始めたので
どのような変化が起きるのか、とても楽しみにしている。
- 予想される変化:
- 沿岸水温が例年並みか低めに
- 大型回遊魚の漁場が沖合へシフト
- 魚種構成の変化が見込まれる
- 2025年後半の注目ポイント:
- ショアからの釣果パターンが変わる可能性
- 伝統的な回遊ルートへの回帰
- 9-11月のピークシーズンがより重要に
流路:黒潮の本流が再び日本の南岸に近づき、特に東海沖での南への大きな迂回が解消される予想。沿岸水温:関東・東海地方の沿岸水温は、大蛇行期間中に見られたような顕著な高温傾向は緩和され、相対的に平年並みの水準に近づく可能性あり。
場所別・青物ベストシーズン
関東の主要エリアについて、青物釣りのベストシーズンを解説。
(あくまで黒潮大蛇行の影響受けない前提)
相模湾・三浦半島
- カンパチ(ショゴ):6月から7月末
- イナダ:6月~11月下旬、9月~10月がピーク
- シイラ:8月~9月
青物絶好調のサイン!見逃せない前兆3つ
青物が活性化している状況を見極めるための重要なサイン。
1. ベイトフィッシュの存在
青物は貪欲な捕食者であり、その存在はほぼ完全にベイトフィッシュ(餌となる小魚)に左右される。
- チェックポイント:
- 海鳥が集まっているか
- 投げたルアーに小魚が逃げているか
- 海の色が一部黒くなっている、ざわざわしているか
2. ナブラと鳥山
「ナブラ」(水面で小魚が追われて騒ぐ様子)や「鳥山」(ベイトフィッシュの上に海鳥が集まる様子)は、ベイトの存在と、その下に青物がいる可能性が高いことを示す視覚的なサイン。
- ナブラの種類と特徴:
- 小規模・点状→小型青物の可能性
- 大規模・飛沫を上げる→大型青物の可能性
- 長時間持続するもの→群れが大きい証拠
- 鳥山の見方:
- 低空飛行、急降下→直下にベイトあり
- 高空をゆっくり旋回→深場に青物あり
3. 潮と海水温
潮の動き(上げ潮、下げ潮)はベイトを集中させ、青物を活性化させるケースが多い。
- 有利な状況:
- 潮目(異なる潮の流れがぶつかる場所)
- 大潮の強い流れ
- 潮が動き始めるタイミング
- 水温の目安:
- シイラ:18℃から活動開始、22~26℃が最適、28℃以上で鈍化
- ブリの産卵適水温:19~21℃前後
- 一般的に青物は極端な高水温・低水温で活性低下
まとめ:2025年の青物釣りを成功させる鉄則
鉄則その1:シーズンを熟知する
- 初夏:一部でスタート、ワカシ中心
- 盛夏:多彩なターゲット
- 秋:最盛期・大型のチャンス
鉄則その2:ベイトの動向を把握する
- ベイトなければ青物なし
- ナブラ・鳥山を見逃さない
鉄則その3:最新情報をキャッチする
- 海流情報をチェック(特に2025年は黒潮変化に注目)
- 水温、潮汐情報の確認
鉄則その4:安全第一で楽しむ
- 天候・海況の確認を徹底
- 危険な場所での単独釣行は避ける
- 無理な釣行計画は立てない

