最終更新日:2026年3月31日

はじめに
三浦半島でメバリングを始めて、もう5年以上になる。
最初は横須賀の常夜灯周りでワームを投げるだけだった。それが気づけば磯を開拓し、プラグでの釣りにハマり、2シーズン追いかけた末に32cmの尺メバルを手にした。さらにはメバルの後にシーバスが入ってくるパターンまで見つけてしまって、もう完全に三浦半島メバリング沼にどっぷりだ。
この記事では、そんな僕の実釣経験をベースに、三浦半島のメバリングシーズンを月別に整理した。「いつ行けば釣れるのか」「どこで何を投げればいいのか」——これから三浦半島でメバリングを始める人にも、もっと釣果を伸ばしたい人にも参考になるはず。
この記事で分かること
- 三浦半島メバリングの年間シーズナルパターン(月別の体験談付き)
- エリア別のポイント特性と狙い方
- 尺メバルを獲るための条件(実際に釣れた時の状況から)
- 時期別の有効なルアー・リグ
- メバルが釣れた後にシーバスが来るパターンの話
三浦半島メバリング 年間カレンダー
まず全体像から。三浦半島のメバルはほぼ通年狙える。ただし、時期によって釣れ方が全然違う。
| 月 | 状況 | サイズ | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 産卵期。食い渋るが型狙い可 | 中〜大型 | ★★★ |
| 2月 | アフタースポーン開始。回復個体が動き出す | 中〜大型 | ★★★★ |
| 3月 | 最盛期。数もサイズも期待できる | 20〜28cm | ★★★★★ |
| 4月 | 引き続き好調。バチパターンも | 20〜25cm | ★★★★★ |
| 5月 | 終盤。水温上昇で徐々にオフへ | 小〜中型 | ★★★ |
| 6〜8月 | 高水温期。深場に落ちるが磯場では可能 | 中型 | ★★ |
| 9〜10月 | 水温低下とともに徐々に活性回復 | 小〜中型 | ★★★ |
| 11〜12月 | プリスポーンの荒食い。尺メバルの大チャンス | 中〜尺超 | ★★★★★ |
【春】2月〜5月:回復期のメバリング
春は産卵を終えたメバルが体力を回復し、積極的にベイトを追い始める時期。三浦半島では2月中旬〜3月中旬にかけて一気に数が釣れ出す。
横須賀方面の春メバル
- サイズは20cm前後と小型中心だが、数は「バンバン釣れる」状況に
- 水温上昇とともに活性が高まり、アグレッシブなアタックが多い
- シャロー〜ミドル層を探ると効率的
横須賀方面は常夜灯が充実していて、足場もいい。メバリング始めたばかりの頃はここで数を釣る練習をしていた。ランガンランガンランガン。とにかく投げまくって、どこにメバルが付いてるか探る。この時期の横須賀は、それが報われやすい。

三浦・荒崎方面の春メバル
- 磯メバル中心に25cm前後と中大型中心。条件次第で数釣りも
- シャローを探ると効率的
- 外海に面した磯ほど良型が出る傾向
横須賀で腕を磨いた後、磯に通い始めるとサイズが一気に変わる。3月の荒崎方面で25cm前後がコンスタントに出ると「あぁ、磯ってこういうことか」と実感する。ただし足場は悪いし、夜の磯は危険も伴う。ライフジャケットは絶対。

春の有効なルアーと釣り方
プラグ
小型シンキングミノー(42〜50mm)でレンジ1.0m前後をデッドスロー。表層に反応がなければシンペンでやや深めを。個人的にはDOVER46 Slow Sinkingや澪示威SOLIDをよく使っている。
ワーム
2インチクラスのワーム+0.5〜1.5gジグヘッド。プラグに反応しないスレた個体をフォローするのに効果的。プラグで釣りたい派だけど、渋い時はやっぱりワームに頼る。
時合いの話:夕マズメのローライトから日没が最も釣れやすい。その後は磯であれば回遊待ち。満潮前後に再びチャンスが訪れることが多い。とはいえ、回遊待ちは精神修行でもある。信じて投げ続けられるかが勝負。

【夏】6月〜8月:高水温期のメバル攻略
一般的にはオフシーズンと言われる夏場だけど、三浦半島では狙い方次第でメバルは釣れる。
夏メバルの特徴
・高水温を避け、比較的深いエリアに移動
・活性は低下するが、完全に釣れなくなるわけではない
・朝マズメで釣れることが多い
夏のおすすめ攻略法
・水深のある磯の深場が狙い目
・サラシが出ているポイントは水温が低く有望
・ボトム付近を狙った縦の釣りが有効
・根掛かりとの戦いは覚悟
8月に三浦の深場を狙った時、しっかりサイズのあるメバルが釣れた。ただし根掛かりとの戦いは避けられない。夏は正直、青物やシーバスに気持ちが向きがちだけど、冬のメバリングシーズンに向けてポイント開拓しておくと後で効いてくる。

【秋】9月〜10月:シーズンイン前の助走
水温が低下し始める9月下旬から、メバルの活性が徐々に戻り始める。10月に入ると浅場にメバルが上がってきて、ライトゲームとしての釣りが成立し始める時期。
- 9月は水温がまだ高いため、潮通しの良い磯場がメイン
- 10月になると港湾部でもメバルの反応が出始める
- サイズは小〜中型が中心だが、数釣りが楽しめる
- この時期の実績ルアーはワーム+軽量ジグヘッド
この時期は三浦半島だと青物やエギングが熱いシーズンでもある。メバル専門で通う人は少ないけど、逆に言えばポイントが空いている。秋の磯開拓で見つけた場所が、11月以降のプリシーズンで大当たりしたことが何度もある。

【冬】11月〜1月:プリスポーンの荒食い&尺メバルチャンス
三浦半島メバリングのもうひとつのピークシーズン。そして個人的には一番熱い時期。11月には抱卵個体が見られるようになり、産卵前の荒食いで尺メバルが狙える最大のチャンスだ。
冬メバルの特徴
・11月〜12月中旬:プリスポーンの荒食い。年間最大サイズが出やすい
・12月後半〜1月:産卵期に入り食い渋るが、型狙いは可能
・抱卵個体はお腹が膨らんでいる。資源保護の観点からリリース推奨
冬のおすすめポイント
・外海に面した磯(城ヶ島、剱崎、荒崎など)
・三浦半島のサーフポイント(和田・金田湾)
・潮通しが良く、ベイトが溜まりやすい場所が有望
実釣メモ:12月上旬、プリメバルのピーク
ある12月の新月周り。ヒラスズキを狙いに行ったが風と潮位がイマイチで、磯でメバリングに切り替えた。海藻がしっかり育ち始めていて「冬が近いな」と感じながら投げていると、いきなりひったくるようなアタリ。ドラグが走る。寄せてみると産卵間際の抱卵メバル。ここからはメバルラッシュ。毎投20cm超が釣れる状態に。腹パンパンの感じから、産卵は次の満月には始まりそうだった。


冬の磯は本当に危ない。防寒対策は必須(防水防寒ウェア、グローブ)。足元の濡れた岩場は特に滑りやすい。ライフジャケットは必ず着用。自分も仲間もこれだけは絶対にサボらない。
尺メバルを狙うための3つの条件
三浦半島で尺メバル(30cm以上)を手にするために。2シーズン追いかけて、どうしても28〜29cmの壁が超えられなかった末にようやく獲った32cm。その経験から言えることを整理する。
① 時期を選ぶ
11月〜12月のプリスポーン期が最大チャンス。産卵に向けて荒食いする大型個体が接岸する。2月のアフタースポーン期も、体力回復のため積極的に捕食する尺クラスに出会える。
② 場所を選ぶ
港湾部よりも磯場。特に三浦半島南部〜西部の外海に面した磯は尺メバルの実績が高い。潮通しが良く、ベイトが溜まりやすい地形変化のあるポイントが鍵。
③ 潮を選ぶ
大潮〜中潮の潮が良く動くタイミング。満潮前後がチャンスタイムで、大型メバルがシャローに上がって捕食する。満潮の2時間前にはエントリーしたい。
尺メバルが釣れた日の話
冬休みに入った初日。明るいうちからポイントチェックとルアーアクションの確認を済ませ、夕まずめはシーバス狙い。しかしボラが飛んでるだけで「これは期待できないやつ」。暗くなってメバルに切り替え、明暗のあるえぐれた岩を打つも出ない。「もうホゲかなー」と独り言を言いながら立ち位置をずらして際をトレースしたところでドン!根がかりかと思ったら猛烈な引き。しばらく格闘して上がってきたのは——何度測っても32cm。正真正銘の尺メバル。しかもプリっぷり。ポイントは?するわけないやろーーーw


メバルが釣れたらそこで粘れ——シーバスが来るパターン
メバリングを続けていて気づいたことがある。メバルが釣れるポイントには、後からシーバスが入ってくる。
最初は偶然だと思っていた。でも何度も同じことが起きる。メバルがポンポン釣れる→パタッと反応が消える→しばらく投げ続ける→シーバスが来る。今までの自分なら、メバルが釣れなくなったら「反応ないし、次行くか」とランガンしていた。でもこの法則に気づいてからは移動しない勇気を持つようになった。
なぜメバルの後にシーバスが来るのか。正直、理由はよくわからない。でもメバルがいる=ベイトがいる。シーバスも同じベイトを食いに来る。食卓が同じなんだと思う。理屈はどうでもいい。釣れるから信じる。


エリア別おすすめポイントの特徴
三浦半島のメバリングポイントをエリア別に整理。自分が通ってきた感覚も交えて。
| エリア | タイプ | サイズ傾向 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 横須賀 | 港湾・堤防 | 小〜中型 | 常夜灯周りが充実。足場良くエントリー容易。数釣り向き。初心者はここから |
| 荒崎 | 磯 | 中〜大型 | 25cm前後がメイン。シャロー攻略が鍵 |
| 城ヶ島 | 磯 | 中〜尺超 | 外海に面し潮通し抜群。尺メバルの実績多数。足場注意 |
| 剱崎 | 磯 | 中〜尺超 | 三浦半島南端。大型実績が高いがアクセスに体力必要 |
| 油壺・諸磯 | 小磯・ゴロタ | 中型 | 静かなフィールド。比較的エントリーしやすく中級者向き |

まとめ
三浦半島メバリング シーズン早見表
- 数釣りなら:3月〜4月(アフタースポーン期。横須賀方面なら20cm前後が連発)
- 尺メバル狙いなら:11月〜12月(プリスポーン。外海に面した磯が熱い)
- 初心者なら:3月〜4月の港湾部からスタートがおすすめ
- 上級者なら:メバルが釣れたらそこで粘ってシーバスも狙う
5年以上三浦半島でメバリングをやってきて思うのは、この釣りは「磯開拓ゲーム」だということ。いいポイントを見つけるまでがしんどいし、ホゲる日も多い。でも、自分で見つけたポイントで尺メバルが出た時の喜びは格別だ。
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